僕を変えてくれた読書と日常ログ。

おすすめ本と生活の記録

【追記あり】Mac Pro( Eary2008)の壊れたグラフィックボードをWin用NVIDIA GeForce GTX 750 Tiへ交換アップグレードさせた話

スポンサーリンク

Mac Proは埃に弱い

僕が愛用しているパソコンはAppleMac Proだ。
2008年に発売されたモデルなのでMac Pro( Eary2008)と呼ばれている。
見た目は大きな図体で質実剛健といった感じなのだけど、その割に繊細なところがあって埃に弱かったりする。
掃除メンテナンスを怠ると筐体内のファンによって集められた埃が綿のように積もり不調の原因となる。
以前、それが原因でグラフィックボードが壊れてしまったことがあった。
ある日突然、画面が灰色に覆われて動かなくなったのだ。
それまで見たこともないようなその光景に僕はコンビニの帰り道で突然ジャングルに迷い込んだような不安な気持ちになった。
こういう時の嫌な予感は的中するもので、案の定、再起動を試みても沈黙から戻ってくることはなかった。
この時の修理代、約6万円。泣いた。

Mac Proは埃に弱い。
そして、人は突然の出費に弱い。

不調再び

最近になってまた不調になってきた。
電源を入れると再起動を何度も繰り返したり、かつてのように画面が灰色になってフリーズしたりしていた。
辛抱強くなだめるように使い続けていたけれど、日増しに調子は悪くなっていった。
どうやら、またグラフィックボードを交換しなければならないらしい。
だけど僕はその決断に踏み切れずにいた。
Mac Proは高性能なパソコンだけど8年も経てばさすがに世代交代が進んでいる。
元と同じグラフィックボードと交換修理したところでコストに見合うだけのパフォーマンスを発揮しないことは明らかだった。
これ以上のコストをかけるよりも、新型のMac Proを買ってしまう方がいいのではないか。
人は大きな買い物をするときもっともらしい理由を必要とするものだけど、僕もまたそんな考えに気持ちが傾いていった。
斜め45度オーバーの急角度で。

Mac ProにはWindowsのグラフィックボードを乗せられる

新型のMac Proに買い換える前にネットで情報を集めていると気になる記事をみつけた。
以前はApple純正のグラフィックボードしかMac Proには装着できなかったが、今はOSのバージョンアップによってWindows用のグラフィックボードにも対応できるようになったらしい。
Windows用グラフィックボードなら1万円程度でそこそこ高性能なものが手に入る。ブラボー。
Appleが公式にサポートしているわけではないので半信半疑だったものの、修理コストを抑えながら性能をアップさせられるということには逆らいがたい魅力があった。
気がつけばAmazonWindows用グラフィックボードを注文していた。

Mac ProWindows用グラフィックボードNVIDIA GeForce GTX 750 Tiを装着  

僕が購入したのは「玄人志向 グラフィックボード NVIDIA GeForce GTX750Ti」。
結論から言うと拍子抜けするほど問題なくあっさりと動作した。
OSはEl Capitan10.11.2。

グラフィックボード交換手順

  1. あらかじめグラフィックボードのドライバをNVIDIAのWebサイトからダウンロードしてインストールしておく。 http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp
    実は GeForce GTX750Ti のMac用ドライバは用意されていない(2016年1月現在)。
    代わりに Quadro K5000 for Mac のドライバを選ぶ。
    このドライバで本当に大丈夫なのかやや不安になってしまうところだけど実際は問題なかった。
    ついでに最新のCUDAドライバもいれておいた。
    http://www.nvidia.co.jp/object/mac-driver-archive-jp.html
  2. グラフィックボードを交換する。

Appleの純正品ではないので起動時にアップルマークが出てこなくなってしまうけれど、そのまま待てば問題なく立ち上がる。

筐体内の掃除も忘れずに   

グラフィックボードの交換のついでに筐体内の掃除をした。
こちらの方がグラフィックボードの交換よりもよっぽど大変な作業だった。


こちらの動画を参考にしながら各パーツを分解して掃除。
筐体の中は予想以上の惨状だった。
唸りを上げるダイソン。空を切り裂くエアダスター
動画中盤あたりのCPUの分解はハードルが高くて諦めたけれど、その他の部分は綺麗になった。
憑依していた悪霊に打ち勝ったエクソシストのような清々しさ。

これ以来、動作も安定している。
以前のように突然フリーズしたり再起動を繰り返すことがなくなった。
素晴らしい。
残念なことがあるとすれば、これでまた新型Mac Proを購入する日が遠のいてしまったことと、分解の後にネジが2本余っていることだろうか。
ともかく、Mac Pro( Eary2008)との付き合いはまだしばらくつづきそうだ。

DYSON DC61motorhead DC61MH

DYSON DC61motorhead DC61MH

ELECOM エアダスター ECO 逆さ使用OK ノンフロンタイプ 3本セット AD-ECOMT

ELECOM エアダスター ECO 逆さ使用OK ノンフロンタイプ 3本セット AD-ECOMT

■追記
その後、OSのアップデートをすると画面が映らなくなる不具合があった。詳細と対策については以下の記事を。

cubicrain.hatenablog.com

スポンサーリンク