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【作曲おすすめ本】「リハーモナイズで磨くジャンル別コード・アレンジ術 」

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内容紹介

“リハーモナイズ"は作曲やアレンジのマスト・テクニック!  

リハーモナイズとは、簡単に言えばコードを置き換えるテクニックの総称です。例えば、童謡をジャズ風にアレンジするときは、 “ジャズの響き"を持つコードに置き変えることが必要になります。そこで活躍するのがリハーモナイズです。アレンジはもちろんのこと、作曲においても不可欠なアプローチと言えるでしょう。本書ではトラッドの名曲「The Water Is Wide」を、8つのジャンルにふさわしいコード進行に作り変えていき、その工程をできるだけ詳しく丁寧に解説しています。セカンダリー・ドミナント、ツーファイブ、リレイテッドIIm7、♭II7、オルタード・テンション、サブドミナント・マイナー、分数コード、平行調、4thボイシングなどなど、音楽理論書でおなじみの単語が“使える技"として繰り出されていきます。理論書に挫折した方もこの機会にぜひ、もう一度、コード理論に挑戦してみてはいかがでしょうか?

この本はもっと評価されていいのでは?と思ってしまうほどのおすすめ本。特に3コード、代理コード、ドミナントモーションなど作曲の基礎知識はあるけれどそこから発展できない人には頼れる1冊となるだろう。

一つのメロディを8ジャンル(ジャズ、ボサノバ、ロック、R&B、ファンク、フォーク、Jポップ1、Jポップ2)のコード進行でアレンジ。そのアレンジの過程を順を追って丁寧に解説されている。

 根拠を持って確実にコードを発展させる力が身につく

自分のコード進行がワンパターンになってしまったり、テンションコードの効果的な使い方で悩んでいる人は冒頭のジャズアレンジの章だけでも読んでみてほしい。メロディに3コードを当てるところから始まり、それを元にアレンジの手順をステップバイステップでわかりやすく解説している。ジャズといえばテンションコードを使ったアレンジが必須だけど、無闇にテンションコードを使っても不自然な響きの曲になってしまう。そこを順を追って解説することで効果的なコードの使い方が理解でき、根拠を持って確実にコードを発展させる力が身につくようになっている。この章だけでもこの本の価値はあるのではないかと思えるほどコードアレンジのテクニックが身につく。

また、ジャズアレンジの章を理解することができれば本書の他の7つのジャンルも理解が早い。

テンションコードやサブドミナント・マイナーなどのコードは知っているけれど自分の曲ではうまく使えないと思っている人は多いのではないだろうか?そんな時は本書をおすすめしたい。僕自身もこの本を読んで今まで感覚的に済ませていた部分を理論的にも根拠を持ってアレンジできるようになった。

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