my friend に潜む罠「実践 日本人の英語」
内容(「BOOK」データベースより)
「春休みに、友人と一緒にタイに行きました」「お1人ですか?」「僕、今日、財布を忘れて310円しか持ってないんだ」。簡単な日本語でも、英語にする時には落とし穴がいっぱい。でも大丈夫、少しの注意で、正確な、大人にふさわしい英語で表現することができます。ベストセラー『日本人の英語』に、待望の、すぐに役立つ「実践」篇登場。
In the spring vacation, 1 went to Thailand with my friend.
春休みに、友人と一緒にタイに行きました。
一見するとなんの問題もないように思えるこの英文。
実はネイティブが読むと違和感をもってしまうような誤りがある。どこに誤りがあるのか分かるだろうか?僕はそのことにまったく気づくことができなかった。
結論を言うと「my friend」という言い回しがふさわしくない。なぜなら、「たった1 人しかいない私の友人」という意味になってしまうからだ。正しくは次のようになる。
In the spring v 在cation, 1 went to Thailand with a friend.
おそろしい。これまで何度となく使ってきた「my friend」に、まさかこんな落とし穴があったなんて…。
もし、僕と同じく「どこが間違いなの?」と疑問をもたれている方がいたとしたら本書はそれだけでも読む価値があるかもしれない。
本書は日本人の言語感覚では問題がおこりやすい英語表現について解説されている。
読み物としても興味深く、英語という言語がどのようにして成り立っているのかその本質に迫っていくことができる1冊。